1991 初めてのアメリカ

◆Introduction

初めての海外旅行を通じて、高まるアメリカ旅行への気持ちを抑えきれなくなった自分は、とうとう1人で旅立つことにしてしまった。91年初春のことである。
しかし、ほんの3ヶ月前に行ったグアムが初海外旅行にして唯一という、何ともコワイもの知らずの状態だった。
が、そんな不安よりも行きたいという気持ちが、大幅に上回ってしまったのだ。
おりしも時期は湾岸戦争中、不安定な政情を見守りながら、終結決定と同時にMツアーへ行ったのだった。

本来は昔からの憧れの地・LAは絶対行きたかったが、独力での行動範囲が絞れず、敢え無く断念。
その代わり、お世話になった旅の達人スタッフの一言 「街の規模も観光地としての雰囲気も、金沢に近いよ」を信じ、サンフランシスコを旅のスタート地とした。
そして、次は中部ミズーリ州・セントルイスを拠点とした、作家マーク・トウェインゆかりの街ハンニバルへ。
こういう何らかのコンセプトやこだわりを持った旅の作り方は、ずっと続いている気がする。
最後はニューオリンズ。特別ジャズやソウル音楽などが好きなわけではないが、きっとあの街は何かある!と、お得意の野性の勘を信じて訪問決定。
ちょうど同じ頃、この街に行った友人が何人かいて、ハナシを聞けたのも心強かった。
彼らは口を揃えてイチオシしてくれたので、その魅力を自分なりに解明(笑)しようと思ったのもあるかも?
<しかし、今までいろんな自由旅行してる人のルート聞くと、必ずニューオリンズ含んでるのはナゼ?こういう自分もそうだが・・・)

情報収集は楽しかったが、今とは違ってかなり大変だった。
ガイドの情報には限りがあるし、ローカルバス利用に当たっては、スケジューリングの都合上、どうしても時刻表も必要だ。
そのため、東京へ遊びに行った時に「アメリカ商務観光局」へ行って、グレハンの時刻表をチェックしたり、田舎町の情報を探したりした。ああ、この頃ネットがあれば・・・!!
何はともあれ、この旅はそれ以降、地球プレーヤー&アメリカ好きの道に導いてしまったのは、間違いないようだ。


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